ガザ:イスラエルの侵攻による犠牲者の累計が34,654人まで増加

2024年05月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■昨年10月7日以降の、イスラエル戦争による犠牲者の累計が34,654人まで増加

【イスタンブール:アナトリア通信】

ガザ地区保健省は土曜日、昨年の10月7日以来イスラエルによってガザ地区で続けられている戦争による犠牲者の累計が「死者34,654人、負傷者77,908人」に増加したと発表した。

これは、ガザ地区で211日間にわたって続いているイスラエルの戦争による死傷者数に関して、同省がテレグラムを介して発表している日次統計レポートによって明らかにされた。

同省は、「イスラエル占領軍はガザ地区で家族たちに対して計3件の虐殺を行い、過去24時間に彼らのうち32人の死者と41人の負傷者が病院に搬送された」と述べた。

さらに「昨年10月7日以来、イスラエルの侵攻による犠牲者は死者34,654人、負傷者77,908人に増加した」と付け加えた。

同省は、「多くの犠牲者が今もがれきの下や道路上におり、救助隊や民間防衛隊のスタッフらも彼らのもとに到達することができない」と続けた。

イスラエルがガザ地区南部のラファフ市への軍事侵攻の脅威を実行に移した場合、犠牲者数が大幅に増加する可能性について、パレスチナからのおよび国際的な警告が高まっている。

エジプトとの国境に近いラファフ市には約140万人の避難民がおり、イスラエルはそこが「ハマース運動の最後の砦」だと主張している。

イスラエルは、国連安保理から即時停戦決議が出されたにもかかわらず、そして「ジェノサイド」容疑で国際司法裁判所(ICJ)に初めて出廷したにもかかわらず、戦争を継続している。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:藤井孝成
記事ID:57858