イスタンブル空港で危うく大惨事、貨物機胴体着陸

2024年05月08日付 Hurriyet 紙

イスタンブル国際空港において貨物機が胴体着陸を行った。入手した情報によれば、Fedex社に所属する貨物機の着陸用のタイヤが出ず、飛行機は胴体着陸を行った。この事故で死者、怪我人はいなかった。アブドゥルカーディル・ウラルオール交通・インフラ大臣も「悲劇を起こさせない着陸を行ったということが出来よう。滑走路は封鎖され、二人のパイロットも避難した。」との説明を行った。

パリ発、イスタンブル行きのフライトを行ったFedexに所属する貨物機は、着陸用のタイヤに故障が発生し、イスタンブル空港の管制塔と連絡を取り、胴体着陸の実行のための許可を求めた。連絡の後、空港で着陸のために必要な措置が取られ、滑走路に空港レスキュー隊と消防隊の出動が行われた。

飛行機の機体は問題なく着陸を行い、乗務員は被害を受ける前に飛行機から脱出した。

■ウラルオール大臣「原因は技術的な調査の後に明らかになる」

アブドゥルカーディル・ウラルオール交通・インフラ大臣も事故に関する発表において、「事故が発生したイスタンブル国際空港の滑走路16Rは一時的に15時まで閉鎖された。」と述べた。

ウラルオール大臣はCNN TÜRKにおいて以下の説明を行った。

フランスからイスタンブルに飛行した貨物機が空港に接近した時、着陸用のタイヤが降りていないことを発見した。必要なチームを編成し、対策を講じ、飛行機を着陸させることを保障する。いかなる災難も起こらなかった。二人のパイロットは生きて避難した。飛行機が撤去され、滑走路に被害があるかないかを調査した後、滑走路の利用が再開された。ある技術的な故障であると、関係者はいっており、原因究明が行われます。後輪が降りたことは重要である。悲劇を起こさせない着陸を行ったと言う事ができよう。空港には3つの滑走路があったため問題は起こらなかった。全く問題はない。

■交通・インフラ省による説明

交通・インフラ省によるイスタンブル国際空港における貨物機事故に関する説明が行われた。

交通・インフラ省が行った発表において、「5月8日、フランス発イスタンブル行きFX6238便として運行していたFedex航空に所属する登録番号N110FEのボーイング767-300型機は現地時刻7時55分に(パイロットの言及によれば油圧機器の故障のため)着陸用の前輪が降りないという情報をイスタンブル国際空港の航空管制システムに報告し、8時17分に前輪を閉じたまま、滑走路16Rに着陸し、滑走路上に停止した。着陸した飛行機に空港レスキュー隊と消防隊が出動し、滑走路は閉鎖された。事故では死傷者は出なかった。大統領府によって専門家が任命され、調査研究が開始された。」と述べられた。


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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:57864