エジプト:農業省高官「年末まで十分な量の砂糖を備蓄がある」

2024年04月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■「エジプトは年末まで十分な量の砂糖を備蓄している」

【カイロ:ロイター通信】

エジプト農業省の高官は『ロイター』に対し、砂糖の備蓄量は2024年末まで十分であると述べ、エジプト商品取引所のイブラーヒーム・アシュマーウィー会長は、同国には6か月分の消費に十分なほどの小麦の戦略的備蓄があると述べた。

さらに同高官は、同国は今シーズンが終了する6月までにサトウキビまたはテンサイから約240~250万トンの砂糖を生産することを目指していると述べた。しかし一方で、今シーズンに十分な量を得るためには、60万トンの砂糖を輸入する必要があると伝えた。

先月には、エジプト内閣は砂糖不足を緩和するために100万トンの砂糖を輸入する計画を承認した。

エジプトは過去数か月にわたって砂糖危機に直面しており、その価格は1キログラムあたり50エジプトポンド(1.05米ドル)以上に上昇している。

最近の砂糖価格の上昇は販売者や食品・飲料会社を警戒させ、その結果彼らに物資の備蓄を促した。

同国政府は砂糖に関して、市場における補助金付き流通量の増加、価格を下げるためのイニシアチブの実施、輸出の一時的な禁止、規制の強化など、危機を解決するための複数の措置を講じた。


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翻訳者:大石明穂
記事ID:57867