イスラエル:イスラエル軍がハマースの海軍司令官の殺害を発表

2024年05月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル占領軍はガザ市のハマースの海軍司令官を殺害したと主張

【テルアビブ:諸通信社】

イスラエル占領軍は水曜日、ガザ地区を空爆し、ハマースの海軍司令官を殺害したと発表した。イスラエル軍は、当司令官がたび重なるイスラエル入植地への攻撃を推進したと主張している。

イスラエル軍は声明を出し、「国防軍と総保安庁(シンベト)共同作戦で、イスラエル空軍機がガザ市のハマース海軍のムハンマド・アフマド・アリー司令官を排除することができた」と発表した。

ハマース側は、この発表についてすぐにはコメントしなかった。

ハマース内部の複数の情報筋によると、ムハンマド・アフマド・アリー司令官はハマースの軍事部門イッズッディーン・カッサーム旅団に所属している。

イスラエルが昨年10月7日にガザへの攻撃を始めて以来、ガザ地区の死傷者は11万3000人に上り、そのほとんどが子供と女性である。このほかに、大規模な破壊で約1万人が行方不明となり、多くの子供や高齢者が飢餓で命を落としている。

国連安全保障理事会が即時停戦決議を採決したにもかかわらず、また国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対し、「大量虐殺」行為の防止やガザ地区の人道状況の改善を求めた緊急措置命令を出したにもかかわらず、イスラエルは戦争を継続している。


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翻訳者:穴井勇成
記事ID:57868