ガザ:戦争の長期化によりスターバックス社の株価が下落(1)

2024年05月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザでの戦争の長期化によりスターバックスの株価が下落

【イスタンブール:アナトリア通信】

米国のカフェ企業スターバックスは昨年10月、ガザ地区に対するイスラエルの戦争を背景に拡大した、アラブ地域や中東地域でのボイコット運動の主要な対象となった。

世界的カフェブランドが直面したボイコットは新たな動きではなく、同社は多数の経路や手法を通じてイスラエルを支援しているとして20年以上前から非難されてきた。

ガザに対するイスラエルの戦争は、2014年に公開された複数のレポートの埃を払い落とすこととなった。そこではイスラエルのエルサレム基金設立50周年記念に際して表彰された人物のリストに、当時スターバックス社の社長であったハワード・シュルツ氏の名前があったことが示されたのである。

同社は当時イスラエル支援との関係を否定したものの、依然としてボイコットの標的であり続けた。

スターバックスは2001年9月にイスラエルのエネルギー会社デレクを通じて同国内に初出店した。その後初年度中に10店舗まで急拡大させ、2005年までに80店舗の出店を目指した。

しかしイスラエル国内での雇用上の問題に直面したほか、第二次インティファーダの最中にパレスチナ市民らが同社の店舗内でイスラエル人に対する複数の作戦を実施したことにより、同社は2003年に同国からの撤退を余儀なくされた。

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翻訳者:内田かぐ美
記事ID:57874