■ガザでの戦争の長期化によりスターバックスの株価が下落
【イスタンブール:アナトリア通信】
混乱した株価
同社のデータによると、ガザに対するイスラエルの戦争が始まる前夜、正確には昨年の10月6日に、ウォール街に上場しているスターバックスの株価は約92米ドルに達した。
そして昨年10月中旬に、コカ・コーラ、マクドナルド、ピザ・ハット、パパ・ジョンズといった米国および西洋の多数の商業ブランドを対象とした大規模キャンペーンの一環として、スターバックスのボイコットがSNS上で呼びかけられ始めた。
しかしこの呼びかけにもかかわらず、スターバックスの株価は、昨年11月2日に発表された2023年第3四半期の好調な財務データによる後押しを受けて上昇した。
2023年第3四半期は昨年9月に終了し、そこでは同社が市場予想を超える利益の増加を達成したことが示された。総収益は年間ベースで11%増の94億米ドルとなり、ウォール街の予想値であった92.8億米ドルを上回った。
しかし、特に中東、北アフリカ、東南アジアのイスラーム諸国といった地域での不買運動が拡大したために、同社の株価は下落の一途をたどった。
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