ガザ:ハマースがイスラエルによるパレスチナ人捕虜への拷問を非難

2024年05月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ハマースはイスラエルの刑務所におけるパレスチナ人捕虜への拷問を非難する

【イスタンブール:アナトリア通信】

イスラーム抵抗運動「ハマース」は金曜日、イスラエルが刑務所に拘束しているパレスチナ人を拷問した結果、大勢のパレスチナ人捕虜が死亡したと非難した。

ハマースは声明を出し、「シオニストの刑務所管理局が、勇敢なわが捕虜たちに対する敵対的で犯罪的な政策をエスカレートさせても、彼らの決意を弱めることはない。むしろ、占領に立ち向かうさらなる起爆剤になるだろう」と述べた。

そして、「パレスチナ国民は、捕虜たちをイスラエルのナチズム的蛮行の犠牲者にするつもりはない」と明言し、捕虜を解放してすぐに自由の身にすることを保証した。

声明は、拘束されているイブラーヒーム・ハーミド司令官と彼の同志たちが受けている虐待や拷問を記録したさまざまな証言や、ハマースの幹部たちが刑務所内で、長期間にわたり抑圧され、隔絶された結果、その多くが死亡したことにも言及している。

ハマースは、このようなイスラエルの行動は「懲罰、復讐、虐待、殺人を動機として、勇敢ある捕虜たちを標的にする占領政府の組織的、攻撃的政策を反映している」と指摘した。

パレスチナ囚人・元囚人問題委員会と非政府組織パレスチナ囚人クラブは木曜日の共同声明で、ギルボア刑務所から釈放された捕虜の1人の証言を発表した。彼はその中で、ハーミド受刑者が受けた「恐ろしい拷問と虐待」について語った。

証言によると、ハーミド受刑者は体中いたるところにあざや擦り傷があり、暴行を受けて頭部から多量に出血し、極めて深刻な健康状態にあるということだ。


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翻訳者:渡邉翼太
記事ID:57877