ギリシャ政府報道官のパブロス・マリナキス氏は、政府は「何も言わない、また会談の開催を望まない野党と違い、トルコとの対話を重視する」と述べた。
ギリシャ政府報道官のパブロス・マリナキス氏は、ギリシャ首相キリヤコス・ミツォタキス氏が5月13日に予定しているトルコ訪問の前にこう解説した。
マリナキス氏は、エルドアン大統領とミツォタキス首相のサミットに言及し、政府は「何も言わない、また会談の開催を望まない野党と違い、トルコとの対話を重視する」と述べた。
「政府は3つの理由のため対話を重視する」と述べたマリナキス氏は、「1つ目は、他の話題に埋もれて協議事項にすら上がらない問題を議題に上げさせることだ。たとえば、ムスリムの少数派におけるギリシャの立場を強く相手に反映させる。」と言った。
「2つ目は、対話は相互理解を示すとは限らないからだ」と強調するマリナキスは、「国際法に照らして私たちが解決するべき相違点がある。国民教育省の分離、大陸棚である。この点で私たちはかなり離れているが、立場は明確である」と説明した。
マリナキス氏は、3つ目の理由として、政府は「国の主権は1ミリも譲らず、いかなる時も秘密にしない。そしていかなる機会でもギリシャの立場を支持し、いつも信頼を得たからだ」と擁護した。
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翻訳者:今田杏佳
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