ギレソン県、公共空間での飲酒を禁止

2024年05月14日付 Cumhuriyet 紙

ギレスン県は公共エリアでアルコールの消費を禁止した。SNS上に投稿された決定事項によると、海岸、ピクニック場、さらに車内において飲酒することが禁止される。

ギレスン県はSNSを通じ市内の公共空間での飲酒禁止に関する決定を公表した。

この決定事項は、海岸、ピクニック広場、車内で飲酒が禁止されるというものだ。

公式SNSアカウントに発表されているのは以下の通りである。

「目的:この決定はギレスン県内で公衆安全、公共秩序、一般的な健康保護と犯罪防止が目的で実施されるものである。

内容:この決定は、ギレスン県内で、屋外で、また周りを不快にする形で飲酒する人々を禁じ、アルコールの使用を促し、助長する人々に向けた措置であり、この措置に従わない者に適用されることになる制裁に関する方法と原則を含んでいる。

一般原則:ギレスン県内で、公共利用が認められ、所管の機関により飲酒につき許可を得られていない場所で飲酒して市民の安寧と平安を壊す者たちが、アルコール及び似た成分のものに助長させられるのを妨げる目的で取られた措置が骨子となっている。

a)ギレスン県の海岸部分、砂浜、岩場、アクス渓流、バトゥラマ渓流、大ギュレ渓流と小ギュレ渓流の周辺において、

b)公園、子供たちが遊ぶ場所、公共に開かれた庭、建物がみられない空き地において、

c)公園、大通り、通り、高架橋の下、退避路、城内周辺において、

d)ピクニックやハイキング場所、住宅地域内にある泉水周辺、歴史的・文化的場所、墓地において

e)あらゆる段階・種類の教育施設、授業目的の場所、学生寮、公共建築物、その建築物の庭において、

f)礼拝所とそれに付随するもの、その庭において、

g)空き家や建築途上の建物において、

h)バスターミナルや駅ターミナル、上下通路において、

i)高速道路、主要道路、住宅街の道路周辺において

j)運転中、停止中の際に、様々なエンジン付きの乗り物内部・上部において

屋外で、そして周辺を不快にさせることになる形でアルコール飲料を飲むことを禁止する。」

◾️イスタンブル県でも似た決定がなされていた

2023年にイスタンブル県でも似た決定がなされており、当該決定事項に対する反発は大きかった。この決定では、イスタンブル県は、「アルコール販売、消費許可を得ている店舗以外の場所で」人々に公共空間で飲酒を禁止した。イスタンブル弁護士会はというと、この回状の撤回と実施停止のために訴訟を起こした。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:鈴木啓太
記事ID:57901