フーシー派がアメリカ軍無人機を撃墜

2024年05月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
フーシー派、イエメン中部マアリブ県空域でアメリカ軍無人機の撃墜したと発表

【サヌア:アナトリア通信】

イエメンのフーシー派は金曜日、イエメン中部のマアリブ県でアメリカのMQ9型無人機を撃墜したと発表した。

これは、同派の軍報道官ヤフヤー・サリーウ氏が発表した声明の中で明らかになった。

サリーウ氏は、「(同団体傘下の)イエメン防空部隊は、昨日木曜日の夕方、マアリブ県の領空で敵対行為を行っていたアメリカのMQ9型航空機を撃墜することができた」と述べた。

声明によると、10月7日にイスラエルがガザ侵攻を開始して以来、撃墜されたのはこれで4機目である。

同氏は、「同機は国産の地対空ミサイルの標的となっており、撃墜の様子は後日配信される予定だ」と指摘した。

この声明に関して、午前8時45分(グリニッジ標準時)時点までに米政府からのコメントはでていない。

アメリカの支援による破壊的なイスラエル戦争に直面している「ガザに連帯して」、フーシー派は紅海、アラビア海、インド洋で、ミサイルや無人機によって、イスラエルやそれに関連した国、企業の貨物船を標的にしている。

今年の初め以来、米国主導の有志連合はフーシー派の海上攻撃に対抗してイエメン各地の「フーシー派拠点」を標的とする襲撃を開始している。これに対し同組織は時折反発している。

1月に米英が介入し緊張が高まる中、フーシー派は現在米英のすべての船舶を軍事目標に含めると発表した。


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翻訳者:吉田最音
記事ID:57920