イラン:ヘリコプターの墜落事故で大統領と外相が死亡(2)

2024年05月20日付 al-Mudun 紙

■イランはイブラヒーム・ライースィ大統領と外相の死亡を正式に発表

【n.p.:本紙】

救助隊は一晩中吹雪や険しい地形と戦い、月曜日早朝、東アゼルバイジャン州の瓦礫にたどり着いた。

イブラヒーム・ライースィ大統領は、イランの第8代大統領で、2021年にハッサン・ローハーニー大統領の後任として選出された。

ライーシー大統領は、長年司法府で数々の要職を歴任し、司法府長官になった。彼はイランの最高指導者アリー・ハメネイ師と強固な関係を構築してきた。2016年、ハメネイ師は彼を「アースターン・クドゥス・ラザヴィー財団」の代表に選出した。この財団は、寄進による宗教団体で、数十億ドルとも言われる資金と、30以上の企業、工場、鉱山を所有し、経済セクターは多種多様にわたる。

(イランの)憲法第131条には、(大統領が死亡したり不在となったりした場合)第1副大統領が大統領職を代行すると規定されている。今回はムハンマド・ムフベル第1副大統領が該当する。つまり、ライースィ大統領が不在の場合、最高指導者(ハメネイ師)の同意を得てムフベル第1副大統領が暫定大統領に就任する。

その後、ムフベル暫定大統領、ムハンマド・バーゲル・ガリバーフ国会議長、ゴラーム・フサイン・モフセニー・エジェイー司法府長官の三者で構成する委員会が選挙を準備し、移行期間50日以内に新大統領を選出することになっている。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:57947