世界を救いたいのなら、こうするしかない… イランは全ての核分野へ参入(1)
2024年05月09日付 Hamshahri 紙
第1回国際原子力会議事務局のホセイン・アーファリーデ氏は以下のように述べた。「イランは域内のハイテク産業・原子力産業において有力な国であり、IAEAはイランの人的資本に頼ることができる」
【ハムシャフリー電子版】第1回国際原子力会議事務局のホセイン・アーファリ―デ氏は、同会議は原子力に関わる知と産業の分野において今日イランが成熟期に達したことを示すものであるとして、以下のように述べた。「イランの原子力産業は、一部の科学分野において域内諸国を凌駕すらしており、このことが今回の国際会議開催の礎となったのである」
同氏はさらに続けた。「同時に第30回国内会議でもある第1回国際原子力会議には、およそ1000人が参加した。参加者の中には、22ヶ国から招かれた約50名の外国人出席者も含まれていた」
アーファリーデ氏は、ロシア国内及び世界において権威あるクルチャトフ研究所[*訳注:モスクワにあるロシアの原子力研究の中枢機関]がこの会議における重要な参加者の一員であると述べた。
エスファハーンにおける国際レベルのこの会議は何年も前に開催されるべきだった、との考えがあることに対して同氏は次のように答えた。「私は、核関連分野に関するイランの状況を考えると、この会議が良いタイミングに開催されたと考えている。さらに、世界はしばらく前から原子力発電をゼロにする方向へ動いてきたが、今日、我々が持続可能なエネルギーの獲得を望むのならば原子力への投資が不可欠であることが明白になっている」
同氏は付け加えた。「今日、世界は原子力発電所を増加させる方向へ動いている。どのような産業・業界でも原子力産業との関わりによって成長が見られることは誰の目にも明らかである。そのため原子力産業はそれ自体にとってだけでなく、他産業にとっても重要である」
−(2)に続く−
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翻訳者:TM
記事ID:57954