エジプト:シュクリー外務大臣がイスラエル側の声明に反論し「真実を歪曲する政策」を拒否

2024年05月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトは「真実を歪曲する政策」を拒否し、ガザ地区における危機の責任をイスラエルに負わせる

【カイロ:諸通信社】

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、イスラエルのイスラエル・カッツ外務大臣が発した「ラファフ国境検問所の再開を要求し、ガザ地区での人道危機発生を防ぐ責任をエジプトに負わせる」旨の声明に反論し、「イスラエル側が進めている、真実の歪曲と責任逃れの政策」に対する自国の揺るぎない拒否を表明した。

さらにガザ地区においてパレスチナ人が現在直面している人道的な惨事の責任を負うべきはイスラエルのみであると強調した。またシュクリー外務大臣は、イスラエルがラファフ国境検問所のパレスチナ側に対する支配を敷いており、同検問所付近でイスラエルが実施している軍事作戦により、救助隊員やトラック運転手の生命が差し迫った危険に晒されていることが、同通行所を介して支援物資の搬入ができない主な理由と述べた。

シュクリー外務大臣は、ガザ地区が直面している前例のない人道危機に対する責任をエジプトに負わせようとするイスラエル側の絶望的な試みを強く非難し、「これは7か月以上にわたるイスラエルによるパレスチナ人に対する無差別攻撃の直接的な産物であり、その大半が女性と子供である3万5千人以上もの市民がその犠牲となった」と指摘した。

(後略)


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翻訳者:羽鳥礼菜、齊藤日向子
記事ID:57977