スーダン:EUは「即応支援部隊」がスーダンの金生産をUAEに密輸していると非難

2024年01月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■EUは「即応支援部隊」が軍事支援を得るためにスーダンの金生産をUAEに密輸していると非難

【ハルツーム:本紙】

欧州連合(EU)はムハンマド・ハムダーン・ダカルー(ハミーダティー)が指揮を執る即応支援部隊(RSF)が、ダカルー家が所有する「ジュナイド」社を介したスーダンでの金輸出を、UAEからの軍事支援確保のために利用しているとの嫌疑をかけた。

EUは、これはスーダンの金生産の大部分を「ワグネル」グループからUAEに密輸することを通じて行われており、その収益はRSFがスーダン紛争で用いる武器を確保するために使われていると述べた。

そしてEUは昨日月曜日、スーダンでの戦闘当事者に属する6組織が同国の安定と政権移行を損なう活動を支援していると非難しつつ、これらに制裁を課した。

この措置は、スーダン戦争が10か月目に入り、数千人の死者、数百万人の避難民や難民、広範な国内インフラの破壊のほか、前例のない経済崩壊を引き起こしているなかで行われた。

スーダン軍や即応支援部隊に属する諸企業を対象とした同制裁には、それらの資産凍結のほか、それらの組織またはその利益のために直接的または間接的に資金や経済資源を提供することの禁止が含まれている。

EU理事会は、スーダンの安定を損なう活動の支援に責任のある複数の組織を名指しした。

(後略)


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翻訳者:田中友萌、植野平良
記事ID:58023