カタール:カタール首相、米国のガザ停戦案にすべての当事者が前向きに対処することを望む

2024年06月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相
カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相
■カタールはガザ地区での戦争の当事者がバイデン米大統領の停戦案に前向きに対処することを望む

【ドーハ:諸通信社】

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー首相は土曜日(1日)、仲介役らはジョー・バイデン米国大統領が推進するガザ停戦案の原則に、すべての当事者が前向きに対処することを望んでいると述べた。

カタール国営通信は、首相がアントニー・ブリンケン米国務長官との電話会談でその旨発言したと報じた。

首相は、「停戦案の原則では、イスラエル軍がガザ地区のすべての人口の多い地域から撤退し、数百人のパレスチナ人囚人の釈放と引き換えに、女性や高齢者や負傷者を含む大勢の人質を解放し、ガザ地区へ人道援助物資が搬入される」と付言した。

カタールとエジプトは、イスラエルとハマースの停戦に向けた協議を仲介している。そしてエジプト外務省によると、サーミフ・シュクリー外相も土曜日のブリンケン米国務長官との電話会談で、ガザ地区での戦争を終結させるためのあらゆる努力を支持すると述べたという。



外相を兼任するカタールの首相は今年4月、「利益を得ようとする政治家らによってカタール政府の努力が損なわれていると指摘して、停戦交渉の仲介役としての(カタール)の役割を再アセスメントする」と発言した。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58029