ギュレン訪問のジャーナリスト3人、ギュレンの健康状態からレポートできず

2024年06月07日付 Medyescope 紙

メティン・ユカル、アブデュルハミト・ビリジ、アデム・ヤヴズ・アルサンの3人のジャーナリストは、フェトフッラー・ギュレンの新たな住処を訪れたが、ギュレンの健康状態のためインタビューできなかった。

[フェトフッラーの]甥のエブーセレメ・ギュレンは過日、フェトフッラー・ギュレンが「ブラックボックス」として知られているジェヴデト・トゥルクヨルによって、アメリカのペンシルベニア州にある農場から誘拐され、殺されるかもしれないと訴えるポストを共有した。エブーセレメ・ギュレンのXアカウントで共有されたポストへの反響は続いている。エブーセレメ・ギュレンは、ジャーナリストのアフメト・ドンメズのYouTubeチャンネルで、7月15日クーデター未遂前、フェトフッラー派の民間イマームのアディル・オクスズ、有力者の一人であるジェヴデト・トゥルクヨル、「メラルを擽れ」という名称のモバイルゲームについて、告発を行った。

エブーセレメ・ギュレンは、フェトフッラー・ギュレンは周囲の数人によって管理されており、諸々の出来事は彼には伝えられていなかったと主張し、ジェブデト・トゥルクヨルを標的にした。そして「ジェヴデトはどうして40年間もフェトフッラー・ギュレンがどこで過ごし、どの薬を何時に飲むのか決め続けてきたのだろうか?」と疑問を投げかけた。

フェトフッラー・ギュレンの健康状態が良くないこととトルコへ引き渡されるという噂により、教団とつながりのあるヘルキュル・ナーメという名称のXアカウントがギュレンの写真を共有した。フェトフッラー・ギュレンが滞在したアメリカのペンシルベニア州の農場も引き払われた。

フェトフッラー・ギュレンの健康状態が良くないという知らせを受け、メティン・ユカル、アブデュルハミト・ビリジ、アデム・ヤヴズ・アルサンの3人のジャーナリストは、フェトフッラー・ギュレンの新たな住処を訪れた。

3人はYouTubeチャンネルでフェトフッラー・ギュレンの健康状態が良くなく、休養が必要なので、当人に甥エブーセレメ・ギュレンの訴えについて問えなかったと説明した。

またフェトフッラー・ギュレンの新しい家には限られた人が出入りできると言い、「私たちが話した医者も周りの人々も、『連日、前日よりもいい状態になっていっている』と言っています。強制拉致や誘拐などは決してありません。私たちはこの目で確かめたのだから。」と述べた。


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翻訳者:今田杏佳
記事ID:58052