イスラエル:野党勢力指導者のラピド氏、ガンツ氏へ内閣離脱を要求

2024年06月09日付 Al-Nahar 紙

■ラピド氏、ガンツ氏に「失敗した」ネタニヤフ内閣からの離脱を求める:「ガザとレバノンで明確な政治的目標は存在しない」

イスラエル戦争内閣の閣僚ベニー・ガンツ氏がベンヤミン・ネタニヤフ内閣からの離脱を意図しているという最近のニュースを受け、同国野党勢力の指導者であるヤイル・ラピド氏は同内閣を「狂っており、失敗した」政府と評し、ガンツ氏率いる「ナショナル・ユニティ」党に「戦争内閣」から離脱するよう呼びかけた。

同氏は、「ガンツ氏率いるナショナル・ユニティ党はネタニヤフ首相の失敗した政府から離脱しなければならない」と述べ、「指導者とは自らの功績を自慢したり自分の手柄にすることではなく、失敗の責任を負う者である」と強調した。

同氏はまた、「この悪い政府においてネタニヤフ氏を首相に留まらせたのはガンツ氏だ」と見解を述べた。

さらに「ネタニヤフ政権はガザにもレバノンにも、明確な政治的目標はない」と付け加えた。

一方イスラエルのメディアは、「ガンツ氏は今日日曜日、閣僚職からの辞任について政治的協議を行う」と報じ、『マアリヴ』紙はガンツ氏に近い関係者からの情報を引用し、「彼の政府からの離脱は今後数日以内に起こるだろう」と報じた。

ガンツ氏は昨日、戦争内閣からの離脱を発表する記者会見を予定していたが、イスラエル軍がヌサイラート難民キャンプで人質4人を「生きたまま」解放することに成功したことを受け、その延期を発表した。一方この作戦は200人以上のパレスチナ人犠牲者を生んだ。


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翻訳者:藤井翠
記事ID:58069