■「ヒズブッラー」からのロケット弾と火災の日:米国政府はイスラエルによるエスカレーションを望まない
【本紙】
消防は、朝にヒズブッラーが発射したロケット弾を原因とするガリラヤ地方西部、占領下のシリア領ゴラン高原、北部地域で発生した火災の消火活動を続けている。またイスラエル消防救援当局は自身の隊員らが「イスラエル恒久基金(ユダヤ民族基金:KKL)、自然・公園当局、イスラエル軍に所属する複数の消火用航空機やチームの協力のもとで消火活動を続けている」と述べた。
イスラエル軍は、「ヒズブッラーの無人機の迎撃を試みるなかでイスラエルの防空システムが発射した迎撃ミサイルの破片が落下したことが原因で、ゴラン高原シャイフ山地域およびサフェド地域の両地域で計2件の火災が発生した」と述べた。また北部諸地域での最大規模の火災はビルヤー森林、サフェド市北西部の入植地であるカーディーター村地域、エイン・ゼイティム、タスファウーンで発生し、火を消し止める試みにもかかわらずこれらのうち一部の現場で延焼が発生している。
そしてイスラエル警察は声明で、「北部諸地域に対するロケット弾発射の結果多くの地点で火災が発生し、道路の閉鎖および家屋からの避難が生じた」と述べた。また同警察は、「火災はカーディーター村付近の無人地域で発生して同村まで拡大し、複数の家屋に被害を与えた」と付言した。さらに同警察は状況アセスメントの結果、「火災の方面に向けた無人地域に接する第1ライン上に存在する複数の家屋から住民を避難させる決定が行われた」と続けた。
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