G7招待参加のエルドアン、スペインメディアの質問にいら立ち

2024年06月15日付 Medyescope 紙

AKP(公正発展党)党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ・スペイン間第8回首脳会談で、スペインのジャーナリストがオスマン・カヴァラ氏、セラハッティン・デミルタシュ氏について尋ねた質問に立腹した。大統領は「報道に携わる人がテロリストをこのように弁護したことについて、我々はとても遺憾に思う」と述べた。

AKP党首のレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、トルコ・スペイン間第8回首脳会談に参加するためにスペインの首都・マドリードへ向かった。エルドアン大統領は、スペインのペドロ・サンチェス首相とモンクロア宮殿の首相官邸で会談を行った。エルドアン大統領は、サンチェス首相との会談の後、報道陣の取材に応じた。

スペイン・エル・パイス紙の記者はエルドアン大統領に、HDP(人民の民主主義党)のセラハッティン・デミルタシュ元党首とビジネスマンのオスマン・カヴァラ氏が、欧州人権裁判所の決定にもかかわらず身柄を拘束されている点について述べた。

エルドアン大統領はこの質問に対して、トルコは法治国家でありそれらの人々に関する決定は裁判所が行ったと主張した。「これらの人々のうちの1人は100人以上の若者の死の原因であり、我が国の南東部における人々の死の原因でもある」と答えた。

エルドアン大統領は次のように続けた。

「あなたたちのその質問は我々に考えさせる。少なくとも、報道に携わる人がテロリストをこのように弁護したことについて、我々はとても遺憾に思う。首を横に振ふらないで。見よ、私は前を向いて活動を続ける」

エルドアン大統領は、誰であろうと法の定めるところに従うことになるとしたうえで「法が何を命令していても、我々は法が定めることを履行する。そして、なされたことはこれだ。あなたたちはもちろんトルコではいかなる形でも暮らしていない。我々はトルコで暮らしている。これは、真剣な意味で地域の平和を保証するために我々が進めた歩みであり、これからもそのように進めていく」と述べた。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:58099