サウジアラビア:ハッジ巡礼が最高潮に達するなか、ガザへの祈りと暑さ対策が主なトピックに(1)

2024年06月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■巡礼者らがアラファト山に登りガザの民衆のために祈る(写真・ビデオ付き)

【アラファト山(サウジアラビア):諸通信社】

「ハッジ」儀礼が最高潮に達するとともに、150万人以上のムスリム巡礼者らが土曜日(15日)、アラファト山の高温のなかでコーランを読誦しながら、ガザ地区のパレスチナ人らへ祈りを捧げた。

世界各地からやってきた参拝者らが、聖地メッカから約20km先に位置するこの丘へ向かった。

アラファトの日の説教師であるメッカの大モスクのイマーム、マーヒル・ムアイクリー師は土曜日、パレスチナ人らに対して呼びかけ、そのなかで「彼らは流血をもたらし、(支援などの)必要なものを妨害した敵による損害の渦中にいる」と強調した。

サウジアラビア国営通信によると、ムアイクリー師の発言は同師が同国西部のアラファト高地にあるニムラ・モスクから語り、公式には約10億人が聴いたと推定されるアラファトの日の説教のなかでなされた。

ムアイクリー師は、「血を流し、祖国を蝕み、必要なものの到着を妨げた敵による損害を受け、侵略の苦しみにあえいでいるパレスチナの同胞たちのために祈ってください」と語った。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58106