■巡礼者らがアラファト山に登りガザの民衆のために祈る(写真・ビデオ付き)
【アラファト山(サウジアラビア):諸通信社】
一方宗教的儀式の間は男性が帽子をかぶることが禁止されているため、彼らの多くが傘を携帯している。また場所内で数少ない日陰、あるいは巨大なスプリンクラーの下で回復しようとしている人々もいる。
特に高齢者の間で熱射病を予防するために、サウジアラビア当局は緊急医療用電話番号を新設した。そして同当局は、緊迫した症例のために280床以上のベッドを割り当てたと述べた。
さらに同当局は巡礼者らに対し、十分な量の水分を飲み、燃えるような太陽の光線から身を守るよう促した。
サウジアラビア保健省のムハンマド・アブドゥルアーリー報道官は、昨年のハッジの最中、暑さに関係する1万以上の症例が確認されており、うち10%がもっとも危険な病態である熱射病だったと述べた。
―「少し恐ろしいもの」―
33歳のインド人巡礼者であるアフマド・カリーム・アブドゥッサラームさんは、早朝アラファト山に到着した際に、ここで丸一日過ごすことが「少し恐ろしい」と感じた。
さらに彼は「しかし神がお望みになるのであれば、すべてはうまくいくことでしょう」と付言し、自身がこれから「傘といくつかの霧吹き」を取りに行く予定だと明らかにした。
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