イエメン:暫定移行評議会を批判したイエメンのジャーナリストに懲役4年

2024年06月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■暫定移行評議会を批判したイエメンのジャーナリストに懲役4年の判決が下る

【ロンドン:本紙】

アデンにあるイエメンの裁判所は、ジャーナリストのアフメド・マーヒル氏がメディア分野での活動を理由に逮捕された約2年後にあたる先週、同氏に対し懲役4年の判決を下した。

この判決は、国際的に承認された政府が存在するアデン市にある、テロ事件を専門とする裁判所によって下された。

28歳の同ジャーナリストの家族は、アデンの刑事専門裁判所が下した司法判決を非難し、これが「不正であり虚為であり違法」であると評した。さらに彼らは、同判決が司法のあらゆる原則に矛盾しており、メディア分野における労働者に完全な保護を与える、憲法や法律内の条項を侵害するものであると述べた。

南部移行評議会はこれまでも、この若いジャーナリストが、イエメンの暫定首都アデンで発生した情勢激化や、これが同評議会による南部の複数県での権力掌握というかたちで終結したことに向けていた批判に対して不満を表明してきた。

アムネスティ・インターナショナルを含む複数の人権団体による報告書が伝えたところによると、同評議会に属する治安部隊は2022年8月6日、アフマド・マーヒル氏を、虚偽および誤解を招く情報の拡散および身分証明書偽造の容疑で逮捕した。また同氏は尋問と拷問を受けたという。

(後略)


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翻訳者:川村賛志郎、川浦悠貴
記事ID:58118