レバノン:イスラエルの砲撃により停電(1)

2024年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
レバノン:イスラエルの砲撃により南部の複数の村で停電

【ベイルート:アナトリア通信】

月曜日午後、ラッブ・サラースィーンまで達したイスラエルの砲撃によりレバノン南部の複数の村で停電が起きた。

レバノン国営通信は、ラッブ・サラースィーンへのイスラエルによる激しい砲撃について短く報じた。

同通信は「ラッブ・サラースィーンへの攻撃により、タイバ、ダイル・スィルヤーンなどの南部の複数の村で停電が起きた」と明らかにした。

これらの攻撃は、アメリカのアモス・ホッホシュタイン特使が月曜日にイスラエルで始めた訪問と時を同じくしている。特使は、(レバノン・イスラエル)両国間国境での緊張の沈静化を図るため、明日火曜日にはレバノンに向かう予定である。先週、事態は著しく激化した。

この数週間、イスラエルとレバノンを隔てる「ブルーライン」は顕著な激化を見せており、これに対しアメリカは収拾を図るよう何度も呼びかけている。

ホッホシュタイン特使はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相、イサク・ヘルツォグ大統領、野党指導者のヤイル・ラピド氏、そしてヨアヴ・ガラント国防大臣と会談した。

2022年10月、レバノンとイスラエルはホッホシュタイン特使の仲介で海上国境画定に署名し、当時ヒズブッラーはこれを「レバノンの、国家、人々、抵抗運動にとって大きな勝利」と評価した。

イスラエル軍は日曜日午後に声明で、「ヒズブッラーは昨年10月8日以来、イスラエルに5000発以上のロケット弾、対戦車ミサイル、爆撃用ドローンを発射している」と発表した。

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翻訳者:吉田最音
記事ID:58123