レバノン:ホッホシュタイン米特使がレバノン政府高官らと面会(1)

2024年06月19日付 al-Mudun 紙

■ホッホシュタイン米特使が軍司令官、ビッリー国会議長、ミーカーティー暫定首相、ブーハビーブ外相と会談:最後通牒か

【本紙:レバノン】

アモス・ホッホシュタイン米特使は、レバノンでの会談をヤズラ村から開催し、そこでジョセフ・アウン軍司令官と面会し南部での情勢展開に関して検討した。同会談では、戦域の非拡大を目的に、エスカレーションの軽減の必要性や衝突の継続の防止に焦点があてられた。

なお、米国政府がヒズブッラー・イスラエル軍間の国境付近でのエスカレーション軽減に向けて尽力している一環として、ホッホシュタイン特使はイスラエル訪問後に日程の事前発表なくベイルートに到着している。


≪「厳しい口調の」通告≫

イスラエル諸紙は、ホッホシュタイン特使が、「交渉や国境地帯での停戦の実現の必要性(中略)、そしてそれらが行われない場合にはエスカレーションを回避できないこと」に関して、「過去数回よりも」厳しい口調の書簡を携えてテル・アビブからレバノンへ向かったと報じた。

一方でレバノンの諸情報筋は、同特使がエスカレーションを防止する能力や交戦規定の復活に力点を置いたと伝えた。また最近のエスカレーションにもかかわらず、未だ相互理解や戦争拡大防止の可能性が残っているとも伝えた。他方で、特使は、完全に手遅れになりエスカレーションが現実のものになるかもしれないため、これを絶対に防がなければならないという明確かつ決定的なメッセージを伝えた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58141