■ホッホシュタイン米特使が軍司令官、ビッリー国会議長、ミーカーティー暫定首相、ブーハビーブ外相と会談:最後通牒か
【本紙:レバノン】
≪アイン・ティーナ村で≫
ホッホシュタイン特使はヤズラ村からアイン・タイナ村へ移動し、そこでナビーフ・ビッリー国会議長と面会した。面会は約1時間続き、その後同特使は「困難な状況で迎えた犠牲祭おめでとう。これを理由にジョー・バイデン大統領が私をレバノンへ派遣し、ナビーフ・ビッリー議長と素晴らしい会議および協議ができた。その際に我々はレバノンでの安全保障上および政治上の情勢に関して協議した。そのため現時点では、ガザ地区に関して提案された合意が(交渉の)テーブルに置かれており、これはブルーライン(訳注:イスラエル・レバノン間の停戦ライン)の両側における紛争終結の機会を提供している」と述べた。
そして同特使は、「バイデン大統領が2024年5月31日に決定し、人質の解放および恒久的な停戦、そしてガザ地区に対する戦争終結実現(中略)を包含した合意案は、イスラエル側に受け入れられ、カタール、エジプト、G7、国連安保理の同意を得ている。この合意は、戦争を終結させ、イスラエル軍の撤退計画を進めるものである。もしこれがハマースの望むことならば、彼らはこれを受け入れるべきだ」と続けた。
さらに同特使は、「ガザ地区での停戦は戦争を終結させるないしは、もう一方での政治的解決はブルーラインの両側での紛争を終結させ、国内避難民らが南部の自宅へ帰還する状況を生み出すが、これはもう(ブルーラインの)反対側の民間人(訳注:イスラエル北部の住人のこと)に関しても同じである。ブルーラインにおけるヒズブッラー・イスラエル間の紛争はすでに十分に長く続いており、死亡する無実の人々、破壊される不動産、離散する家族が存在し、レバノン経済は衰退しきっており、国家は良くない理由で苦しんでいる。全体の利益のために迅速かつ政治的に紛争を解決しよう。これは可能かつ必要であり、手に入るものである。
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