■国連:2024年内に16,000人のシリア人難民が自国に帰還
【本紙】
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、少なくとも16,000人のシリア人難民が2024年最初の5か月間に自国に帰還したと述べた。
UNHCRは7,693人のシリア人難民がトルコから、4,205人がレバノンから、2,320人がヨルダンから、1,048人がエジプトから、928人がイラクから帰還したと明らかにした。
同事務所はこれらの国から約9,000人のシリア人難民を第三国に再定住させたことを指摘し、5月末までにこれら4か国で正式に登録されたシリア人難民の数は約500万に達し、その最大ケースはトルコ、次いでレバノン、ヨルダンにおけるものであったと述べた。
さらに2016年以降これらの国から帰還したシリア人難民の数は累計408,000人以上に達しており、年間の帰還者数は2019年に約95,000人でピークに達したが、その後は減少し、2023年には38,000人となったと指摘した。
シリア人権ネットワークは世界難民の日に際して発表した報告書のなかで、4,714人のシリア人難民・避難民が政府軍による恣意的な拘留にさらされたと述べた。
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