タジキスタンでスカーフ禁止

2024年06月22日付 Medyescope 紙

タジキスタンでスカーフを禁止する法案が可決された。同法ではスカーフを「自国の文化に属さない外国の衣類」と定義し、今後はスカーフの着用、輸入、販売、宣伝について禁止し、違反者には罰金が科される。

タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領は「伝統と儀礼の整備」および「子どもの教育と養育の責任」の法律を含め、法律案35案に署名した。
ラフモン大統領の調印によってスカーフ、ターバンやイスラムの象徴的な服装の使用は「自国の文化にとって他所のものである」との理由によって禁止された。
法改正の目的は「自国の文化価値を保護し、迷信と過剰さに対策し、儀式や祭りで浪費されないようにすること」と伝えられた。

■禁止の違反者には罰金刑

法に違反した者は多額の罰金刑の対象になる。一般市民は7,920タジキスタン・ソモニ(25,000トルコリラ)、政府関係者は54,000ソモニ(167,000リラ)、宗教指導者は57,600ソモニ(178,000リラ)の罰金が科される。
タジキスタン人は99%がイスラム教徒だ。
同国では長きに渡って、公的機関や学校でスカーフが事実上禁止されている。
この禁止に加え、男性がひげを伸ばすことも禁止される…。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:58171