レバノン:ヒズブッラーが偵察画像を用いてイスラエルを牽制(1)

2024年06月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヒズブッラーは「限度のない」戦争によってイスラエルを脅迫

【ベイルート:アナトリア通信】

ヒズブッラーは土曜日(22日)夕方、イスラエルがレバノンとの戦争へ突入すると決定した場合には、イスラエルに「統制も、ルールも、限度もない」戦争を仕掛けると脅迫した。

これはヒズブッラー管轄の「戦争メディア」が『関係者へ』と題して公開したプロパガンダ動画のなかで語られた。

この動画には、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長による以前のテレビ放送済みの発言の一部が含まれており、ナスルッラー書記長はそのなかで「もしレバノンに戦争が課されれば、抵抗勢力は統制も、ルールも、限度もなく戦うだろう」と述べた。

そして動画によると同書記長は、「もし神がお望みになるのであれば、我々との戦争を考えている者は後悔することになるだろう」と付言した。

同様にこの1分11秒の動画には、ヒズブッラーが保有する無人機によって実施した広域偵察作戦を通じて入手した、イスラエルの諸地域および諸都市を上空から観測する光景が含まれている。

オブザーバーらによると動画内で示された偵察画像は、ハイファ市にある石油精製所、テルアビブにあるベン・グリオン空港、アシュドッドド港、上ガリラヤにある複数の軍事基地を含む、イスラエルの重要かつ軍事的な複数の目標を映していた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58176