シリア国境のキリスでラヴェンダー栽培

2024年06月24日付 Cumhuriyet 紙

キリスで代替製品として種まきを行ったラヴェンダー園で収穫が始まった。女性実業家のキュブラ・メルジュメキさんは、夫の支えによって夢を実現した。

キリス中心に付属するアクプナル地区で約100アールの土地で代替製品として種まきを行ったラヴェンダーの収穫が始まった。たくさんの収量が期待されて始まった収穫は、若い耕作者の収入口となった。収穫されたラヴェンダーは、油が絞られた後、様々な分野に分けて自分たちのブランドでインターネット上からトルコの様々な県に売り込みを行っている。多くの人々にとって自然のフォトスタジオに変わる紫色のラヴェンダー畑は、人気スポットになった。

シリア国境沿いの都市であるキリスでラヴェンダーの収穫が始まったと述べたキリス県農工会議所ギュベン・オズデミル会頭は、「市全体で日々代替え品として増えている医学的アロマ植物であるラヴェンダーの収穫が始まった。若い実業家家族が単純に趣味として作った庭が今では、100アールの土地で生産を続けつつ訪問者が殺到し、また国内旅行者が観光し写真を撮れる場所を提供し生計を得ている。化粧品と薬として使用されるラヴェンダーの生産は年々増加している。現在、全ての家でラヴェンダーが必須のものとなっている。」と述べた。

■妻と趣味でラヴェンダー園を作った

妻の願いを受けて3年前に空き地にラヴェンダーの種をまいたと述べたセリム・メルジュメキさんは、「妻と一緒に趣味でラヴェンダー園を作った。今年、3回目の収穫を始めた。園に来る人々が増えて喜んでいる。ラヴェンダーが私達の市にとっていい投資手段になったと信じている。ラヴェンダーを栽培することにとどまらず、ラヴェンダーの製品を作り始めた。小さなボトルに入れたラヴェンダーのオイルや石鹸に人々は大きな興味を示した。」と話した。

■ラヴェンダーオイル、石鹸、布袋、キャンドルといった製品を作っている

趣味で種をまいたラヴェンダー園が収入源となっていると述べたキュブラ・メルジュメキさんは、「私達は、夫の支えによって種をまいたラヴェンダー園で休まずに働き続けている。収穫された花の油を抽出している。私達が作ったメーカーでラヴェンダー製品をインターネットで全国に送っている。ラヴェンダーオイル、石鹸、(体を洗う)布袋、キャンドルといった製品が大きな興味を引いている。空いている時間には研究を行なって、今年はラヴェンダーのシャーベットを園を訪れた人に提供し始めた。今後の目標は、この土地を倍に広げてキリスにラヴェンダーの施設を作りたい。これについては行政の支援を期待している。」と述べた。


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翻訳者:新井慧
記事ID:58195