シリア:イスラエル軍がダマスカス郊外県のヒズブッラーの軍事拠点を空爆、2人が死亡

2024年06月27日付 al-Mudun 紙

■ダマスカス:サイイダ・ザイナブ町の「ジハード・ビナー」センターを狙ったイスラエルの空爆

【本紙】

「水曜日から木曜日にかけての深夜、イスラエル軍によるダマスカス郊外県南部のいくつかの拠点を標的とした空爆により、2人が死亡、軍人1人が負傷した」と政府系メディアが伝えた。

国営シリア・アラブ通信(SANA)は軍情報筋の話として、「23時40分頃、敵国イスラエルは、占領下のシリア・ゴランの方向から南部地域のいくつかの地点を標的に空爆を開始した」と伝えた。

同情報筋は、「わが国の防空システムが敵のミサイル数発を迎撃・撃墜した。今回の空爆で2人が死亡、軍人1人が負傷し、いくつかの物的損害が発生した」と付け加えた。
しかし、死亡した2人が軍人なのか民間人なのか、イスラエル軍の空爆でどのような物的損害が生じたのかには言及しなかった。

一方、(英国を拠点とする戦争監視機関)「シリア人権監視団(SOHR)」は、「イスラエルによる空爆の標的となったのは、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ地区周辺で、攻撃された複数の地点からは煙柱が上がった」と発表した。

SOHRによると、イスラエル軍のミサイルは、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ地区近郊にある、レバノンのヒズブッラーと「イランの民兵」に属する機関「ジハード・ビナー」のサービスセンター内の車両が駐留していた場所を直接狙ったという。



攻撃されたのは「サイイダ・ザイナブ廟」から700mほど離れて地点で、今回の空爆により1人が死亡、複数人が負傷した。また、複数の救急車が現場に駆け付けたということだ。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58212