■イタリアの歴史家フランコ・カルディーニ氏が本紙に独白:10月の攻撃に対抗したイスラエルの「民族浄化」の採用は「正当化できない」
【チュニス:本紙】
そして「無差別虐殺や人間を盾として使用することに対する粗雑な正当化を行わないままに、攻撃に関与したハマースのリーダーを特定し、射殺することは可能だった。そのかわりに何か月もかけて、冷血にも民族浄化戦略が選択された。今日、ガザの破壊された砂漠では、パレスチナの人々が日常生活に戻ることは難しくなるだろう」と続けた。
カルディーニ氏はイスラエルによるガザ地区住民への「虐殺」を停止するよう呼びかけ、「ネタニヤフ首相は自らの運命に従うべきである。おそらくイスラエル最高裁判所は彼に有罪判決を下し、彼は政界から去ることになるだろう」と述べた。
さらに同氏は二国家解決への言及のなかで、「しかし危険なのは、南パレスチナの民間構造が取り返しのつかないほどの危機に陥り、政治的な未来を考えるのがもはや不可能になったという事実だ」との見解を示した。
同氏は、「この段階における疑問とは、これらの土地に今後何が起きるのかということだ。現実的な観点からみれば、パレスチナ国家の統一と独立は双方ともに遠い目標であり続けている」と付け加えた。
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