モロッコ:非政府系組織が「イード期間中もパレスチナ問題を忘れない」よう呼びかけ

2024年06月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モロッコ民族問題支援局がイード期間中にパレスチナ問題を意識するよう呼びかける

【ラバト:アナトリア通信】

モロッコ民族問題支援局は土曜日、イスラエルのガザ地区に対する戦争が継続している状況下で、イード期間中にもパレスチナ問題を念頭に置くよう呼びかけた。

同局(非政府系)は声明で「我々のイードをあなたたちの支援でさらに偉大に」というスローガンのもと、「ガザを支援するためにイード期間中に多くの活動を組織する」よう呼びかけた。

モロッコのワクフ・イスラーム問題省によると、モロッコでは次の月曜日にイードの初日が始まる。

同局は「パレスチナのシンボルを掲げ、パレスチナの衣装を着て、クーフィーヤやショール、パレスチナ国旗を携えて、女性の礼拝者たちをそれらで着飾ること」を求めた。

さらに同局は「イード期間中にパレスチナ人を忘れず、彼らの忍耐と堅固性にならび、彼が敵に数的、物的な損害を与えていることを支援する必要性」を強調した。

さらに当局は、「SNS上でパレスチナに関する内容を拡散し、また飲食にかかわる拡散は行わず、この状況下での拡散が適切でないものに配慮する必要性」について指摘した。

またこの声明は「パレスチナ人支援において連帯を継続する必要性」を指摘した。

国連安全保障理事会による即時停戦の決議や、国際司法裁判所から出された、ガザ地区南部ラファフ市への侵攻停止命令、また「ジェノサイド」行為の発生を防止し、ガザ地区の悲惨な人道状況を改善するための措置の実施命令にもかかわらず、イスラエルは戦争を継続している。

(後略)


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:伊藤琴雪、田内香凜、佐久間悠花
記事ID:58235