革命防衛隊をテロ組織とするカナダの発表にイランが強く反発│我々は相応に対応するための権利を保有している

2024年06月20日付 Hamshahri 紙

 外務省報道官は、革命防衛隊をテロ組織と発表したカナダの措置を非難するとともに、この忌むべき措置は、正当かつ抑止的な力を生み出すことに対しても、また革命防衛隊の権限のレベルと範囲を増大させることに対しても僅かな影響すら持たないと述べ、さらに次のように付け加えた。「我々は相応かつ相互的な対応をとる権利を保有している」

【ハムシャフリー電子版】外務省のナーセル・キャナアーニー報道官は、本日ホルダード月31日(木曜日)[西暦2024年6月20日]に、イスラーム革命防衛隊をテロ組織と発表したカナダ政府の政治的かつ異例で愚かな措置を激しく非難した。

 キャナアーニー報道官は、カナダ政府の軽率な決定が主権の平等や内政不干渉といった国際法で受け入れられた規準や原則に反する敵対的な動きであり、イランの国家主権を侵害する一例であるとした。

 同氏は以下のように続けた。「この無責任で挑発的な措置は、好戦家たちや真の人権侵害者たち、テロリズムの主な創始者たちの影響の下でカナダ政府が進んできた、過去10年にわたる誤った道の延長上にある」

 外交当局の報道官は次のように述べた。「イスラーム革命防衛隊は、イランという国家を背景に生まれた主権的な機関であり、イラン・イスラーム共和国憲法に由来した公式的かつ法的なアイデンティティを有する。他の枢要な軍隊と共に国民の安全と国境を防衛する責任に加え、テロリズムという凶悪な現象との対決を通して地域における永続的な安全と安定への一翼を担っている」


◆我々は相応に対応するための権利を保有している
 キャナアーニー氏は以下のように強調した。「イスラーム革命防衛隊に対するカナダ政府の忌むべき措置は、正当かつ抑止的な権力を生み出すことに対しても、またイランという国家を背景とするこの誉れ高き軍隊の権限のレベルと範囲を拡大することに対しても僅かな影響すら持たない」

 キャナアーニー報道官は次のように主張した。「イラン・イスラーム共和国は、国際法に反し、イラン国家および政府に敵対的なこの措置に対して相応かつ相互的な対応をとる自身の権利を保有している。」


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翻訳者:HA
記事ID:58237