チュニジア:欧州議会選挙の結果に対する政治家らのコメント(1)

2024年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■チュニジアの政治家と欧州選挙:「難民たちの孫娘」の勝利への称賛と、移民を待ち受ける「困難な日々」に対する警鐘

【チュニス:本紙】

欧州議会選挙の一次結果はチュニジアの政治家の間でさまざまな反響を呼んだ。彼らの一部はパレスチナの大義を支持する立場で知られる「不服従のフランス」党が10%を獲得したことを祝い、また他の人々は、それが欧州における移民の状況に悪影響を及ぼすとの考えのもとで、右派の諸政党が約40%の結果で議席を席巻したことについて警鐘を鳴らした。

「民主主義潮流」の党首であるヒシャーム・アジュブーニー氏は、「不服従のフランス」党に所属し、フランスのメディアによって「難民たちの孫娘」と称されるフランス/パレスチナ人活動家であるリーマー・ハサン氏の勝利を祝した。

しかし同氏は同時に過激右派の勝利について警告し、「彼らには計画はなく、非常に困難な厳しい状況のなかでフランス人と面と向かって相対することとなるだろう。ここから次の選挙に向けて、フランス人は彼らが自分たちと自分たちの国の状況をより良く変えることはないということに気が付くだろう!」と述べた。

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翻訳者:西村璃子
記事ID:58246