革命最高指導者:第1回の投票を行わなかった人々が体制に反対しているわけではない

2024年07月03日付 Hamshahri 紙

 イスラーム革命最高指導者は、「イスラームとイスラーム共和国を愛し、国家の発展を望む者は、選挙に参加することでそれを示すべきだ。第1回投票で投票しなかった人々が体制に反対していると考えるのは、完全に間違っている」と述べられた。

【ハムシャフリー電子版】イスラーム革命最高指導者アーヤトッラー・ハーメネイー師は、本日(ティール月13日[西暦7月3日]水曜日)の正午、次のように強調された。「大統領選挙の第2回投票[決選投票]は極めて重要だ。イスラームとイスラーム共和国を愛し、国家の発展を望む者は、選挙に参加することでそれを示すべきだ。第1回投票で投票しなかった人々が体制に反対していると考えるのは、完全に間違っている」

 イスラーム革命最高指導者とシャヒード・モタッハリー大学の新学長や理事、教授陣とで行われた本日正午の会談の際の最高指導者の発言の詳細は以下の通りである。

 明後日には選挙があるが、この選挙は極めて重要である。

 もちろん、大統領選挙第1回投票では、投票率は我々の期待や予測よりも低いものだった。さまざまな人々が投票率について予測していたが、その予測は全て今回の実際の投票率よりも高いと見ていた。

 ともかく(この投票率には)何らかの理由があり、政治家や社会学者などがその理由について調査している。

 確かなことは、体制に反対して投票しなかったと考える人がいるとすれば、それは大きな間違いだ、ということである。その考え、その理解は、100%間違っている。

 体制の責任者が嫌いな人や体制の原則が気に入らない人たちは一定数いるかもしれない。いや、そういう人たちがいないということはなく、もちろん我が国にはそういう人たちがいるが、彼らは自由に発言し、我々はその言葉を聞いて、彼らが何を言っているのかを知る。つまり、彼らは視界から隠されて誰にも見られていないというようなことはない。

 我々はこの体制の原則やイスラーム統治機構の原則に同意しない人々がいることを知っている。確かに、そう、そのような人たちはいるのだが、投票しなかった人たち全員がそうした人たちと同じ考えとみなすのは非常に大きな間違いである。そうした間違いを誰も犯すべきではない。いや実際、困難を抱えている人や多忙な人、仕事がある人、意欲的になれない人、時間がない人等、選挙に際してさまざまな障害を抱えている人もいるのである。

 我々は今、神がお望みなら、この決選投票が情熱的な人々の集まるところとなり、イスラーム体制にとって名誉の源となることを願っている。

 我々は次のように何度も言ってきた。「国民の参加はイスラーム共和国の体制を支えるものであり、名誉の源であり、誇りの源である。もし国民がより明確に、より良く、よりはっきりとした形で参加するならば、イスラーム共和国の体制は、その言葉、その意図、その目的を、国内であれ、我が国の戦略的拡張複合機関においてであれ、実現する力を見出すだろう。それは我が国にとって大きなチャンスである」

 神がお望みならば、至高なる神が自らの心を満たされるものへ我々皆の心を導かれ、イスラームとイスラーム共和国を愛し、国家の発展を望み、国情の改善と満たされぬものを満たすことを望む全ての者たちが、投票を通じて明後日金曜日にそれを提示し示すことを、また、そうした人々が最良の人物−こうした目的を我が国で実現できる人物−を選ぶことができるよう神が恩寵を下されることを願っている。


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翻訳者:SK
記事ID:58289