ヨルダン:ヨルダン外務省、「イスラエル軍によるガザ地区の学校への攻撃は国際法違反」と糾弾

2024年07月07日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダン:ガザ地区にある市民避難の学校を標的としたイスラエルの攻撃は国際法の「違反」

【アンマン:アナトリア通信】

ヨルダン外務省は日曜日、イスラエル軍がガザ地区中部のナセイラット難民キャンプにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校を攻撃したことを痛烈に非難し、国際法の「違反」だと断言した。この学校は市民の避難所として使われていた。

同省は、イスラエル軍がガザ地区のパレスチナ人難民キャンプを攻撃し続けている行為を激しく糾弾すると表明した。昨年10月7日以来、イスラエル軍はガザ地区への空爆と地上侵攻を繰り返し、同地区は前例のない人道的大惨事に見舞われている。直近では、ナセイラット難民キャンプにあるUNRWAが運営する学校が空爆された。

そして、「これは、明らかに国際法および国際人道法の深刻な違反であり、人道にもとる行為である。戦争終結と民間人の安全確保を求める国際社会の総意に対する明白な挑戦である」と断言した。

その上で、「国際法の下で保護が保証されるべき人道支援施設や避難所に対する度重なる攻撃は、国際法および国際人道法上の明白な違反であり、暴力を継続し、平和を拒否し、民間人を恐怖に陥れ、彼らの苦しみを増大させるというイスラエルの思惑を反映するものに他ならない」と指摘した。

ヨルダン外務省は改めて、国際社会、特に国連安全保障理事会に、「直ちに断固とした行動を起こし、これらの戦争犯罪を阻止し、パレスチナ市民を国際的に保護すべきである」と訴えた。

そして、声明の中で、「国際社会が沈黙を続ければ、イスラエルのさらなる犯罪を生み、パレスチナ人の苦しみを増大させることになる」と危機感を示した。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:山崎陽生
記事ID:58303