■レバノンのビーチ:安心して泳げるのはどこなのか...汚染区域と危険区域
【本紙】
各年の時期と同様、科学研究国民評議会(CNRS)は例年の慣例として、国家海洋研究センター(NCMS)が行った研究結果を発表した。この研究は最北端のアッカール県の住民から南部のナークーラ地区の住民まで多くの人が訪れる複数の海水浴場に関連して、有機汚染や細菌学的海洋許容度(細菌学とはDNAの形、環境、構造およびバクテリアの生化学を研究する専門分野)といった観点からレバノンのビーチの衛生状態を評価することを目的としている。
この公式イニシアティブはその重要とともに消耗、汚染、浸食されたレバノンの海洋環境の各地点への悲しみの感情だけに留まらないような、暗く憂慮すべき次元を持ち合わせている。そして特に首都ベイルートなどの沿岸都市は歪んだコンクリートの森へと変容してしまった。このイニシアティブは、国内観光やレジャー目的の地点活用の様態転換の実態を描き出すことや、海水浴場の地理的分布と個人的な趣向との結びつきを検証することにまで手を伸ばしている。そして結果的に、こうした地理的分布は単に、水質汚染や海水浴場における危険な健康的影響の規模に関連するものにすぎないことが明らかになった。ここではもちろん、これらの地点が、人口の多数派である貧困層をそこから追い出すことを目的とした「独占的投資の群島」という島々に変容してしまうという問題には立ち止まるまでもない。
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