カタルの諮問評議会がイスラエルによるガザ戦争に対する「国際的な沈黙」を非難
2024年07月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
【ドーハ:アナトリア通信】
カタールの諮問評議会議長ハサン・アブドゥラー・ガーニム氏は木曜日、ガザに対する「イスラエルの残虐な戦争に対して、国際機関が完全に沈黙していること」を非難した。彼はこれらの発言を、「欧州・地中海および湾岸地域に関するマラケシュ・経済議会フォーラム」の第2回会期の開会中に行った。このフォーラムは明日金曜日まで開催される。
このフォーラムは、モロッコの参議院(議会の第2院)と地中海議会によって主催され、グリーン・エネルギーへの転換と、起業および中小企業の支援という2つの主要なテーマが議論されている。
ガーニム氏は、カタール代表団団長アブドゥッラー・ナーセル・サビーイー氏によって代読された演説で、「イスラエルの戦争マシーンがガザに対して大規模な戦争を展開し、現在までに約4万人の犠牲者が出ている。そのうちの三分の一が女性や子供、老人であり、さらに80000人以上が負傷している」と述べた。
彼はさらに、「この残虐な戦争はインフラを完全に破壊し、ガザの人道的状況を耐え難いものにしている」と強調した。
さらに彼は、「ガザで起こっていることはすべて、あらゆる国際的な人道・人権機関の目にも耳にも入っているにもかかわらず、イスラエルがしていることに対しては完全に沈黙している」と指摘した。
最後に彼は、「カタールでは、我々は引き続きパレスチナ人が自らの土地で尊厳ある生活を送り、1967年の境界線に沿って独立国家を確立し、その首都を東エルサレムにする権利を支持している。これは正当性のある国際的な決議に従っている」と述べた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:山本佑
記事ID:58337