占領勢力による農業用肥料店に対する戦争の宣言
2024年07月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
イスラエルが農業用肥料店に対する戦争を宣言
【西岸:本紙】
イスラエル軍が、占領下にある西岸の複数の地域で、農業資材や肥料の販売店を標的とした一連の襲撃を開始した。
ラーマッラー県のスルダー町では、装甲車を使用して苗床を襲撃したうえで、肥料や農業資材を押収し、店主を逮捕した。
トゥールカルム市では、ザナーバ地区郊外にある農業資材・肥料を販売する商業店舗をで襲撃し、商品を押収した。
さらに、トゥールカルム北部のシャアラーウィヤの複数の村(アティール、アラール、バーカ・シャルキーヤ)を西側から急襲した。アティール・アラール間の三差路にあった農業資材拠点を襲撃し、探索したうえで、肥料を押収し、店主のハサン・シャリーフ(アラール出身)とリヤード・サリート(バーカ・シャルキーヤ出身)を逮捕した。
イスラエルは、激しい銃撃のさなか、高層ビルの一角に狙撃兵を配置した。
サルフィートでは、市中心部の商業店舗で肥料や農業資材を押収し、店主のイヤード・フルシュを逮捕し、農業者に対して肥料の使用を控えるよう警告するポスターを掲示した。
エルサレム北西のビッドゥー村では、イスラエル軍が獣医・農業センターを襲撃し、農業肥料を押収した。
ジェリコのアイン・スルターン難民キャンプでは、イスラエル軍は農業資材を販売する店舗を襲撃し、ドアを破壊して一部の資材を押収した。
さらに、非合法の肥料であるという口実によって、肥料の使用を控えるよう農業者に警告するポスターを掲示した。
(後略)
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翻訳者:山本佑
記事ID:58339