チュニジア:チュニジア外相は集団虐殺停止におけるフランスの責任に言及(2)

2024年07月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️チュニジアは仏に対してパレスチナ人に対する集団虐殺停止の責任を担わせる。

【アナトリア通信:チュニス】

2023年10月7日以降、イスラエルはアメリカの支援を受け、ガザ地区での戦争を開始し、その虐殺は12万7000人以上のパレスチナ人の死傷者をもたらした。なお、そのほとんどが子供や女性である。また、大規模な破壊の中で1万人超が行方不明者となり、飢餓によって何十もの子供達の命を落としている。

戦争勃発から10日後、フランス国防大臣セバスチャン・ルコルニュ氏は報道発表の中で、フランスが伝統的な二国間パートナーシップの一環としてイスラエル政府へ諜報分野における支援を提供すると言及した。

イスラエル政府は安保理による即時停戦を求める2つの決議、並びに国際司法裁判所によるガザ地区における災害的な人道状況改善に向けた、集団虐殺行為の防止措置の命令を無視しながら、ガザへの戦争を継続している。

また、イスラエルは国際刑事裁判所検察官カリーム・ハーン氏がガザにおける「戦争犯罪」と「人道に対する罪」でベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相への逮捕状を請求したことについても異議を申し立てた。

イスラエルは18年にわたりガザ地区を包囲している。そして、この戦争によって約230万人のパレスチナ人のうち同地の約200万人の住民が食糧、水、医薬品が極度に不足するという悲劇的な状況下で避難することを余儀なくされた。

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翻訳者:齋藤公佑
記事ID:58449