アダナでレモン収穫始まる―豊作、価格低下

2024年08月04日付 Cumhuriyet 紙

アダナで収穫が始まったマイヤー品種のレモンは、農園では1キログラム10-13リラで売られ、市場では20-25リラで取引されている。ユレイル農業会議所長のメフメト・アクン・ドアン氏は、「今のところ買い手も売り手も満足している。気温が高かったことで収穫が早くに始まった。」と述べた。

トルコで最も重要な農業の中心地のひとつであるアダナでは、マイヤー品種のレモンの収穫が始まった。気温が高かったことで収穫は約3週間前に始まり、都市全体で23万エーカーあたり生産するレモンを64万1千トンと目標にしている。

■収穫する日が決められていなかった

一方でレモンの公式収穫日は「柑橘類収穫・出荷日決定委員会」によって今後何日かで発表され、現在収穫されているレモンは高価になることを避けるため、見過ごされていることが分かった。
マイヤー品種のレモンの価格は、農園では10-13リラの間だが、市場では20-25リラの間で取引されている。

■「高温な気候が収穫を早めた」

収穫の合間に記者へ話したユレイル農業会議所長のメフメト・アクン・ドアン氏は、「今年は気温がとても高く湿気もあったので、収穫が早くに始まった。今でもレモンに果汁が入っているが、少し待つとレモンにより果汁が増える。古い貯蔵レモンは現在市場で1キロ50-55リラの間だが、このマイヤー品種レモンは農園で10-13リラ、市場で20-25リラの間である。一週間後貯蔵レモンが終わり、このマイヤー品種レモンが市場に出回る予定だ」と述べた。 

■「64万1千トンの収穫が見込まれる」

アダナ全体で23万エーカーにレモンを植えると述べたドアン氏は「アダナでは、今年64万1千トンのレモンの収穫が見込まれる。昨年に対する収穫比率は30パーセント減となった。その最も大きい原因は、高温な気候と昨年お金にならないレモンの木が伐採されたことだ。しかし、この収穫量でも国内や国外に十分な量のレモンがある。今のところ売り手も買い手も満足している」と説明した。
280エーカーでレモンの生産をしている農家のメティン・テレヴィさんは、価格に満足しており、1エーカーあたり5-6トンのレモンの収穫が見込まれると述べた。


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翻訳者:梅田茉奈
記事ID:58468