アイドゥン県女性起業家、うちのジャムには日本からさえ注文がある

2024年08月05日付 Cumhuriyet 紙

7年前に始めたジャム製造事業を発展させた。オランダ、ドイツ、スペイン、アメリカ、日本、アイルランドといった多くの国から注文を受けた。

アイドゥン県ナズィリ郡の女性実業家たちは、模範となり続けている。4人の子供の母親であるセヴギュル・バトゥルさんは、7年前に1つの鍋で始めたジャム製造事業を発展させ、今日、40種類のジャム製造に達し、商品をヨーロッパに輸出している。

バトゥルさんは、アイドゥン県の地理的指標である地元の農産品で有名なナズィリ郡で家計を助ける目的でかつては鍋で煮ていたものを、今日輸出できる状態にした実業家女性の一人である。彼女は製造した40種類のジャムとともに、ここ7年間生のイチジクから作ったチップスも商品とする道を急速に進んでいる。同郡のダルジャ地区にある作業所で20人以上の女性の雇用を創出してきたバトゥルさんは、ヨーロッパ諸国のほか現在はアメリカ向けにイチジク・チップスを生産している。

■商品はヨーロッパ、日本、アメリカで

目標は大きいとしたバトゥルさんは、次のように述べた。「アイドゥン県の素晴らしい商品を世界のみんなに味わってもらいたいということで国外にも販路を広げた。私達の商品は、オランダ、ドイツ、スペインの市場に参入した。アメリカ、日本、アイルランドといった多くの国からも注文が来ている。私の目標は、国の支援で事業を拡大し、自分の名前とブランドをして国外市場で重要なブランドとすることである。」

バトゥルさんは、アイドゥン県の重要なブランド価値をもつ生鮮果実のイチジクから作られたイチジクチップスが、とても好評であり、需要の増加を受けて商品の種類と生産を増やしているとして、次のように語った。

「2015-2016年に始めた私たちの事業を2024年までに拡大させてきた。私達のナズィリ郡、アイドゥン県の最も価値ある産品の一つであるイチジクにさらに多くの付加価値をつけるために、これに注力した。早朝に果樹園から収穫して工場に運ばれてきた最も質が高く、最も見た目がよく、最も新鮮なイチジクを、一つ一つ手でチェックしスライスし乾燥させる作業をしている。テラスにある日の当たらない乾燥スペースに広げたイチジクは、香り・芳香を失うことなく3日間で乾燥する。素晴らしいそよ風のもとで完璧な衛生条件で乾燥させたイチジク・チップスは、冬に心がイチジクを欲した時に生のイチジクかのように食べられる形で準備している。生のイチジクの軽く柔らかな手触り、香り・芳香があり、本当に枝からもいできたように様に食べることができる。その美味しさが十分に堪能されていないイチジクを、私達はトルコ全土に送るのと同様にヨーロッパにも送っている。最近では、今シーズンはアメリカ人も新鮮なイチジク・チップスを味わうことになるだろう。私達のイチジクが、ナズィリ郡にもたらした豊かさを、どうか商品が届いた全ての家にももたらすように。伝統的な味と様々な国の人々が認めた美味しさをもつナズィリ郡産のイチジク・チップスをぜひ試してほしい。」


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翻訳者:新井慧
記事ID:58470