米国、トルコへの経済制裁検討?
2024年08月07日付 Cumhuriyet 紙
アメリカ商務省のマシュー・アクセルロッド次官補は、ロシアに対して、特に武器生産に使用されるアメリカ製の機器が輸出されていることについて、トルコを何回も警告したことを明らかにしながら、「敵対勢力に対する我々の輸出規制から逃れているものに対しては制裁措置以外の策はないだろう。」と述べた。
イギリス有数の新聞社の一つであるフィナンシャル・タイムズはアメリカ商務省のマシュー・アクセルロッド次官補が問題の件を話し合うために、これまでの数日間のうちにアンカラとイスタンブルにおいてトルコの高官や幹部たちと対面したことを報道した。
アメリカ商務省のある高官によるとアクセルロッド次官補のメッセージは、アメリカ製の半導体や、ロシアのウクライナにおける戦争のためにとても重要なそれ以外の製品の貿易を阻止するためにトルコはより多くの対策が必要であることを意味していた。
フィナンシャル・タイムズに取材を受けたアクセルロッド次官補は「アメリカの技術がロシアに違法に輸出されていることを停止させるためトルコが我々を手助けすることが必要である。トルコの関係機関、そして産業界が早急に改善することを見なければならない。差もなければ、敵対勢力に対する我々の輸出規制から逃れるものに対する制裁以外の方法はない。」と述べた。
アメリカの高官によると、トルコは中国の次に、ロシアに送られているアメリカ製の優先度の高い製品の世界における2番目の輸出元である。
アメリカの高官はアクセルロッド次官補がトルコにこの貿易が「緊急性のある問題」であることを述べたことと、アンカラに「アメリカの管理下にある製品がロシアに送られていることを禁止し、実行すること」を求めていることを明らかにした。高官はロシアがアメリカ製品を利用するために「トルコの貿易政策を悪用しようとしていること」も付け加えた。
加えて高官は「進展がない限り、もしくは進展があるまでこの種の行動(制裁)が続けられうことになるだろう。」と述べた。
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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:58482