イスラエル:モサド長官率いる使節団がカイロでガザ停戦交渉に参加

2024年08月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエル使節団が今日カイロで停戦交渉に参加する

【エルサレム:諸通信社】

イスラエル軍公式ラジオは外交関係者らの話として、イスラエル諜報特務庁(モサド)のダヴィデ・バルネア長官が25日日曜にカイロで行われるガザ停戦交渉でイスラエル使節団を率いる予定であると報じた。

イスラエル放送局は匿名政治筋の話として、「25日日曜日、人質(交換)交渉を行っているイスラエルの使節団がカイロに向けて出発する」と報じた。

さらに「レバノン戦線の激化にも関わらず、交渉の使節団は予定通りカイロに出発する予定であり、そのなかにはモサドのダヴィデ・バルネア長官、イスラエル保安庁(シャバク)のロネン・バー長官、イスラエル軍の行方不明者担当部門の責任者であるニツァン・アロン氏が含まれる。」と付け加えた。

イスラエルのニュースサイト「ワッラー」によると、バルネア氏は米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官、エジプトの総合諜報局のアッバース・カーミル長官のほか、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・サーニー首相と四者会談に参加する予定だ。

ネタニヤフ首相はガザでの戦争を継続し、エジプト国境に接するフィラデルフィア回廊およびガザ北部と南部を隔てる「ネツァリム回廊」に対する軍事支配を堅持することを主張している。ネタニヤフ氏のこうした姿勢により、カイロで再開される停戦交渉が成功する可能性が低下している。

一方ハマースは戦争終結とイスラエル軍のガザ地区からの完全撤退のほか、避難民らが、捕虜交換や停戦にかかわるいかなる合意の範疇のうちに、自分たちの地域に自由に帰還できるようになることを求めている。


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翻訳者:渡邉翼太
記事ID:58554