ヨルダン:ヨルダンによるガザの負傷者への義肢の提供と、大規模な医療支援プロジェクトが検討中

2024年08月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️ガザの負傷者に数千の「ヨルダン製」義肢が提供され、ヨルダン渓谷での大規模な医療支援プロジェクトが検討中

【アンマン:本紙】

ヨルダンの外交筋によると、アンマンで正式に発表された「希望の回復」イニシアチブは、ガザ地区の住民を対象とした人道支援および医療支援を目的とする、ヨルダンが主導するより広範で大規模なプログラムの準備を促す国王からの直接的な指示の一環と見なされている。

先週、ヨルダン国王アブドゥッラー2世は一部の報道関係者に対し、ヨルダンが希望の回復イニシアチブを支持していることを伝えた。これは、ガザ地区におけるイスラエルの侵攻により最も深刻な被害を受けた人々を対象としている。

この取り組みは、攻撃により手足を失った数千人の子どもや若者たちに、希望を取り戻すための装具を提供することを目的としている。

ヨルダン当局者らは、このプロジェクトでは、手足を負傷した15,000人の患者を受け入れる準備が進められており、彼らの診察や義肢の装着のために必要な資金と医療支援が確保されているとしている。ただし、この大規模プロジェクトの具体的な実施方法や開始時期はまだ明らかにされていないが、これは、国王アブドゥッラー2世が個人的に主導し、複数の主要国が支援する、広範な医療支援キャンペーンの一環であるという印象がある。

もしヨルダンで大規模な義肢装着手術が実施されることが決定すれば、攻撃が停止し、彼らがガザ地区から退避できた場合、アンマンでこれらの負傷者とその家族を受け入れる機会が確保されるだろう。

この取り組みは、ヨルダンの主要な医療機関が集中的に準備を進めている。

政府機関は、主要国や国際救援機関と、数千人の負傷者や傷病者をガザの外へ搬送し、治療を受けさせる医療支援を目的とした陸路または空路の橋を設置することを協議していた。

非公開の会合では関係者らが、ガザ地区の負傷者や治療が困難な状態の患者に対応するために、ヨルダン渓谷地域に国連の後援のもとで非常に大規模な医療センターを設立することについても検討した。


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58572