バルケシル県アイヴァルク郡では、8月30日の戦勝記念日による公休日と週末を合わせた3連休を過ごすためトルコ人観光客がギリシャのエーゲ海諸島にまさに押し寄せた。
この休日を利用してギリシャのレスボス島へ行くため、時には1キロを超える長蛇の列が、その日の朝一番からアイヴァルクの国境ゲート前にできた。
公用パスポートを持ちアライバル・ビザが実施されたことで、国境ゲートの前で待っていた旅行者は、営業時間前にパスポート手続きのために中に受け入れられ始めた。
アイヴァルクの観光業者の一人、ネヴザット・トゥルハンさんは、8月30日の戦勝記念日のため、3連休に強い関心が寄せられていると語った。
トゥルハンさんは、トルコの行楽客がヨーロッパのギリシャのレスボス島を好む最も重要な理由のひとつを訴え、「アイヴァルクから高速フェリーでレスボス島へ行くのはとても早くて簡単だから。というのも、この島へは45分以内で行くことができるからだ。レスボス島は、その文化が私たちにとても近く、トルコに比べて物価が少し手頃なので、休暇を過ごす人々に好まれている。そのせいで、レスボス島への需要は旺盛だ。国境入り口でのビザ申請も考えると、この需要はもっと長く続くと思う。」と語った。
◾️12月31日に終了予定の国境でのビザ申請、2025年3月31日まで延長
アイヴァルクとレスボス島を結ぶフェリーを運航する会社のオーナー、アリ・ジャレ氏は、8月30日の戦勝記念日のため、国境ゲートが非常に混雑していると指摘し、「戦勝記念日の休日が週末の連休と重なったため、3連休を利用するトルコ人行楽客の関心が高いのです。この3日間で、私たちは10〜15便を運航します。これらの運航で、アイヴァルクからレスボス島まで、およそ2,000人から3,000人が渡ることとなるでしょう。」と語った。
8月30日の戦勝記念日と共に夏のシーズンが終わりに達したとするジャレ氏は「しかし、新しい情報によると、以前は12月31日に終了する予定だった国境でのビザ申請は、2025年3月31日まで延長された。アライバル・ビザの継続により、冬の間、特に週末にレスボス島への渡航が増すものと考えてます。 もちろん、動向を見守り、推移をうかがっていきます。私たちにとっても、乗客にとっても、今年は非常に良い年でした。」と話した。
ジャレ氏は、出国料金の値上げがギリシャの島々への関心を減少させてはいないと強調し、「私たちのゲストの80%はレスボス島に2-3泊するため、出国料金の価格差はあまりゲストに反映されません。しかし、日帰りの乗船数が増える冬場には、この価格差が少しは感じられると思います。」とした。
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翻訳者:鈴木敬人
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