トルコ空軍のアクロバット部隊「トルコの星」は、8月30日の戦勝記念日にアタテュルク廟上空で表敬飛行を行った。国防省は、「トルコの星」の表敬飛行時の無線交信を公開した。トルコ空軍のアクロバット部隊「ソロテュルク」も、8月30日の戦勝記念日のイベントの一つとしてイェニカプで航空ショーを行った。イェニカプ広場に集まった大勢の市民らが、航空ショーを見守った。
「トルコの星」は、8月30日の戦勝記念日のイベントの一環として、アンカラで8月28日に下見のため、29日にはリハーサル飛行を行った。
戦勝記念日の飛行を続ける「トルコの星」は、今日12時にアタテュルク廟上空で表敬飛行を行った。
国防省(MSB)は、「トルコの星」が8月30日に行ったアタテュルク廟上空での飛行のコックピット内の映像と、無線交信を公開した。
同省のSNS上の投稿によると、「8月30日戦勝記念日ならびにトルコ軍の日をお祝いする。誇り高きトルコ軍の英雄たる隊員たちである勇敢な『トルコの星』は、アタテュルク廟上空で表敬飛行を行った。最高指揮官であるムスタファ・ケマル・アタテュルクに、そして独立戦争の英雄たちに、すべての殉職者と戦争従軍者たちに、敬意を表する」と述べた。
同投稿には、トルコ空軍のアクロバット部隊「トルコの星」のアタテュルク廟での表敬飛行前に、コックピット内で無線から「用意」と指令を受けた様子、そして隊長のハサン・コジャバシュ少佐が、「『トルコの星』は、アタテュルク廟表敬飛行に向けて離陸を始める。皆、良い飛行を」と話す映像が添えられた。
◾️ソロテュルクによる8月30日のイェニカプ航空ショー
8月30日、戦勝記念日のイベントの一つとして、トルコ空軍アクロバット部隊ソロテュルクは、[イスタンブルの]イェニカプ広場で航空ショーを行った。ショーを見ようと、大勢の市民が数時間前からイェニカプを訪れた。ダーヴト・ギュル・イスタンブル知事や、第一軍・イスタンブル駐屯司令官のメティン・トケル大将、ファティフ区のエルギュン・トゥラン市長、そして軍や政治関係者らが、市民とともにショーを見守った。
ソロテュルクのショーの前、軍楽隊メフテルが演奏を行った。同飛行隊は凡そ30分上空で素晴らしいショーを見せた。イベントに参加した多くの市民は、その瞬間を携帯電話のカメラに収めた。
◾️「人々がこのイベントに注目するのはとても素晴らしい」
アマチュア航空カメラマンのエルジャン・シムシェクさんは、「今日ここには、アマチュア航空カメラマンとしてソロテュルクの航空ショーの写真を撮るために来ました。これまで同様、とてもわくわくしています。去年も来ました。私たちはとても興奮しており、楽しむためにここに来ました。ここは賑わっています。人々が、このイベントに注目するのはとてもよいことです。我々の国の防衛分野における力を示すこのイベントは、とても素晴らしい」と話した。
◾️「子どもたちにもこの感情を味わってほしい」
子どもたちとイベントを訪れていたキュブラ・オクタンさんは、「朝はワタン通りのお祝いに参加し、今はここにいます。ソロテュルクが大好きです。子どもたちと一緒に興奮し、熱狂しています。娘たちも連れてきました。彼女らにもこの感情を味わってほしいと思っています。この感情を受け入れさせて、祖国、国民に素晴らしい子どもたちが育つことを願っています」と語った。
◾️「子どもたちは総じてソロテュルクが好きです」
家族とともにショーを見に来ていたムスタファ・アルトゥンバシュさんは、「子どもたちに、8月30日戦勝記念日の最も美しくめでたいショーを見せに来ました。彼らは、私たちのように戦勝記念日の催しを目にすることはできていませんが、この素晴らしい感情を経験してほしいと思いました。子どもたちは総じてソロテュルクが好きです。この雰囲気を子どもたちと味わいたいと思って来ました」と話した。
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翻訳者:関口ひなた
記事ID:58586