イエメン:洪水による死者数が増加

2024年08月30日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️フーシー派:イエメン、フダイダでの洪水による死者数が84人に増加

【サナア:アナトリア通信】


フーシー派は金曜日、イエメン西部フダイダ県での洪水による死者数が今年8月初旬から84人に増加したと発表した。

これは、主にフーシー派が支配している同県の緊急委員会が発表した声明で、フーシー派が運営する「サバ通信社」によって報じられた。

声明は、「今年8月初旬からフダイダ県での洪水と集中豪雨による死者数が84人、負傷者数が25人に増加した」と述べた。

さらに、「洪水はフダイダ市の北部入口にまで達し、数百軒の家屋や財産が浸水し、インフラ、住宅、農地に甚大な被害をもたらし、複数の道路が寸断した」と付け加えた。

今年8月初旬以来、複数の県で降水量が増加し、洪水やそれに伴う落雷により数十人が死亡し、約25万人が影響を受けた。特に避難キャンプに住む人々が被害を受けたと、政府、フーシー派、国連の統計が示している。

約10年前に始まった内戦が小康状態にある中で、イエメンはインフラの著しい脆弱化に悩まされており、これが洪水や悪天候による被害や損失を通常よりも深刻化させる要因となっている。


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:58596