イスラエル:停戦合意に近づくも、ネタニヤフ首相は真摯に取り組まず

2024年09月02日付 al-Quds al-Arabi 紙

■バイデン大統領:最終合意に大きく近づいているが、ネタニヤフ首相は十分な努力をしていない

【ワシントン:諸通信社】

ジョー・バイデン米大統領は月曜日(2日)、イスラーム抵抗運動(ハマース)がガザ地区で拘束している人質の解放に向けた合意に大きく近づいたと述べた。

しかしバイデン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がこの種の合意を実現するための十分な努力をしていないと 強調した。

14時45分(GMT)時点では、ネタニヤフ首相事務所はバイデン大統領の声明にコメントをしていない。

ネタニヤフ首相が「戦争の継続」や「ガザ地区中部および南部のネツァリムとフィラデルフィア両回廊での駐留の継続」に固執している一方、ハマースは「戦争の終結」、「避難民の帰還」、そして「同地区からのイスラエル軍の完全撤退」に固執しているため、ガザ地区の停戦交渉は重要な局面を迎えた。

ガザ地区南部のラファ市のトンネルでイスラエル人人質6人が死亡し、ハマースが彼らはイスラエル軍の銃撃で死亡したと述べた後に、テルアビブを含むイスラエルの諸都市で、人質交換への合意と政府に対する圧力を求める激しいデモが起こるなか、バイデン大統領の声明が出された。

さらに、月曜日の朝にイスラエルで始まった労働組合「ヒスタドルート」によるストライキも同時期に行われたが、テルアビブの裁判所は、政府の要請に応じてストライキの終結を命じた。


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58602