ガザ:カッサーム旅団が死亡した人質の動画を公開

2024年09月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■カッサーム旅団がイスラエル人人質のユーリ・ダニーノさんの死亡前の録画を公開

【本紙】

ハマースの軍事部門であるイッズッディーン・カッサーム旅団は、イスラエル軍がラファフ市で遺体を発見した人質6人のうちの1人であるオリ・ダニーノさんの動画を公開した。

ダニーノさんの殺害前に記録された動画で彼は、「イスラエル政府と安全保障内閣は我々の保護に失敗し、今日、我々を一人ずつ殺そうとしている」と語った。

さらに彼は、「我々が孤立し、どこに逃げるべきか分からなかったとき、ネタニヤフ政府はどこにいたのだ」と付け加えた。

カッサーム旅団は以前に、ガザ地区のトンネルの1つで殺害される前の人質6人の最後のメッセージを含む動画を公開する意向を発表した。

同組織は短い動画で、ネタニヤフ首相こそ人質を殺した、なぜなら彼は捕虜交換の取引実現よりも「フィラデルフィア回廊」に留まることを選んだからだと述べた。

この動画には遺体で発見された人質6人の家族に向けたメッセージも含まれており、ハマースの軍事部門は、「これらの人質は生きており、取引の第1段階で解放される予定だった」と確認した。

イスラエル軍は土曜日(31日)、ガザ地区で身元不明の遺体を発見したと発表し、遺体を回収し、身元特定のためにイスラエルに移送したと指摘した。その後同軍は、6体の遺体が、ハマースが捕えていたロシア人、米国人、そして残りはイスラエル人を含む人質6人であったと述べた。

 


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翻訳者:大森耀太
記事ID:58607